好きだからって何がダメなの? ゴスロリ系の服装を選ぶ人の心理とは

好きだからって何がダメなの? ゴスロリ系の服装を選ぶ人の心理とは

2019年7月24日

服装というのは、自分の価値観を見せる手段の1つだと私は考えていますわ。でも、その服装が異性に対してどういった印象を与えるのか。そして、奇抜な服の場合、なぜ好むのか。その心理に私は興味を抱きましたの。

ここで、その考えを紐解いてみると、周りから好かれるファッションも 見えてくるかもしれませんわ。

ゴスロリとはまずなんなのか?

女性の中でも一部に人気のあるゴスロリですが、具体的にどういった服装なのかを聞かれると、 正確に説明するのは難しいと感じる人もいるのではありませんか?このゴスロリは、「ゴシック&ロリータ」の略称で「ヨーロッパ風のドレス」をモチーフにしている部分がありますのよ。


しかし、このドレスモチーフはロリータの要素で、ゴシック系を表すのは黒を基調としたドレスのようなフリルがついた服装になるのですわ。そのため、最近だとロリータ色の強い服が多くなってきているように私は思いますの。ほかにも、ドレス風なだけではなく、「ヘッドドレス」や靴は「編み上げのブーツ」を選ぶなど、こだわりが盛りだくさんですのよ。

服を着る際は「甘すぎず、辛すぎず」の匙加減が大切であり、ロリータの部分とゴシックのバランスを取ってこそ、着こなしているといわれるのでしょう。ちなみに、このゴスロリを始めたのは歌手の「宝野アリカ」という方で、現在の特徴を体現している人でもありますわ。ですから、今ではその方の服装がゴスロリといっても良いですわね。

ゴスロリ好きは現実から離れたい!

普通の恰好とはあまり言えないこの服装ですが、このゴスロリを好む人の心理として、「現実から離れたい」という思いや、「安心できる場所に行きたい」という心が眠っているのです。自分の中で、リアルとは離れていて、さらに安心感を覚える空間がその服を着ているときなのでしょう。


確かに、日常とは離れる感覚はありますわね。私も一度そういった服装をしたことはあります。 そのとき、自分は違う空間にいるのではという思いましたし、慣れない恰好だったからということもあり少し気恥ずかしさも感じましたわ。でも、特別な体験をしているという気持ちもあるため、この感覚にはまってしまう人も多いのでしょうね。

このような形で現実から一時的に目を背け、 世界に没入することで、心の安定を図っているのですわ。それだけ、日常が不安定だと感じている証拠でもありますし、自分の心の支えを欲しているという事実になりますわね。

もちろん、全員がおなじ考えだとは言いません。そういった傾向があるということは、好んでいる人たちの考えが私の想像と近しい部分にあると考えても良いのかもしれませんわね。

周りからの苦手意識はそのインパクトの強さ

ヲタクをしている中でも、やはりゴスロリ系の服装をしている人を見ると、少し驚いてしまうときがありますわ。それは、基本的に私がそういった格好をしないことも理由にありますが、やはり「個性的」な恰好であるという認識を持っているからかもしれませんわね。

日常では、スーツなどのかっちりとした服装をしている人が多いため、どうしてもロリータファッションは独特に映ってしまうのでしょう。自分と違うものをうまく受け入れることができないのも、大衆だと私は考えていますの。自分が認めていないものが目の前にある状況で、受け入れられるのか。もし、できたとしてもそれは「時間がかかるもの」だと私は思うのですわ。

だからこそ、「オンとオフ」の切り替えをきっちりと行うようにしているのでしょう。しかし、これが、好きな異性だったら?相手の前で、本当の自分を見せられないのは、とても苦しいことですわ。我慢をしてしまうと、どこかで不満が生まれてしまうもの。ですから、できる限り「自分はこういうものを好んでいる」という 気持ち をしっかりと言葉にすることが大事になりますわね。

もちろん行動で示すのも大切ですが、なにも言わずに行動だけになってしまうと、相手に誤解を生んでしまう危険もあるからこ慎重に……。ですから、できるだけ自分の言葉で、伝えるという意識を持ってみてくださいまし。そうすれば、相手も気持ちを理解はしてくれるでしょう。もし、できなかったとしたら、それは価値観が違うという証拠ですわ。その場合は、無理に距離を縮めない方が良いかもしれませんわね。

終わりに

現実が苦しいからこそ、逃げたくなってしまう気持ちは私にもわかります。でも、そこで逃げ続ると、クセがついてしまうもの。ですから、ときにはきちんと向き合う気持ちも大切になりますわ。

自分の思ったことを素直に表現する。そして、現実と自分の間でズレが生じているのかをきちんと理解しておくことで、あなたの周りとの関係も円滑に進んでいくでしょう。そこから、少しずつ 毎日も明るく変化していきますわよ。