最近話題に上がっている子供の名前を何でキラキラネームにしてまうのか……ヲタク女子が考えてみた

最近話題に上がっている子供の名前を何でキラキラネームにしてまうのか……ヲタク女子が考えてみた

2019年7月17日

人生のイベントはいろいろあるけれど、その中でも特に女性として大きなものは妊娠と出産です。そして、子どもが生まれたときに迷ってしまうのは、その子の「名前」をどうするか。

赤ちゃんに似合う名前をつけてあげたい、こんな子になってほしいと願いを込めてつけるものですが、人に よってはそれがとんでもなく珍しいものになってしまうことも……。そこで、最近話題に上がる キラキラネームについて考えてみますわ。

そもそもキラキラネームって?

元々キラキラネームは、インターネット上で「DQNネーム」として呼ばれていたものです。しかし、メディアでそういった名前を特集する際、「キラキラネーム」としてピックアップされ、今では後者の呼び名が普通になってしまいましたわね。意味合いとしては同じではありますが、あまり褒められる使い方はされていませんの。では何でこの名前が有名になっていったのか。


それはやはりネットやアニメ、ゲームの影響が大きいのではないかと私は見ていますわ。1994年には、「翼」という名前がベスト10に入っていますが、これは「キャプテン翼」が元になっているのではといわれているのです。

また、女の子の名前の中でキラキラネームの先駆けになったのは、2001年に某有名人が子供につけた「心美(ここみ)」という名前になりますわね。これは、響きを 重視した名前であり、漢字を当てる現在のキラキラネームの原型ではないかと考えられています。

なぜつけてしまうのか

それは、親が子供を特別なものだと考えているからではないでしょうか。もちろん子どもは大事な存在ではありますが、「周りに埋もれないように」と目立つ名前を付けるのは、少しズレた考えを持っているのではと思いますの。

また、個人の意見を大切にする世間の意識もキラキラネームに つながっているのではと考えられるのです。また、「子」などが付いた名前が古いと考えている親も多いため、そういった独創的な読み方をする物をつけようと考えてられているのではないかと 思います。それだけ、親の虚栄心なども反映されている部分があるのでしょう。


しかし、同時に周りの親に負けたくないという思いも、生まれてきているのも事実ですわ。そして、子供の気持ちをまったく考えずにつけられている部分もあります。その子供は、自分たちが必死になって考えた名前に「文句を付けるはずがない」と思い込んでしまうところがあるのでしょう。

しかし、それは違うと言えるでしょう。流石に子どもに突飛な名前をつけては、その子の気持ちを全く考えていないことになりますし、小さな頃は良いかもしれませんが大きくなって からでは周りからいじめられてしまう可能性もあるのです。

子供はどう考えるのか

実際、キラキラネームをつけられた子供が思うのは、「普通に呼ばれたい」という気持ちですわ。毎度呼ばれるたびに間違えられ、クラスメイトたちから「変な名前」とからかわれることもあるでしょう。現在なら、自分の名前が嫌な場合は、家庭裁判所へ手続きをすれば普通の名前に変えることができますわ。

自分が嫌だと感じる名前なのなら、きちんと書類の手続きをして、変えた状態で人生をやり直すことも可能です。最近だとキラキラネームが出た当初より、こういった名前を 付ける親は「常識がない」と思われてしまうようになりました。実際、こういった考えが出てきているからこそ、「キラキラネームはつけたくない」と考える親が増えてきているのですわ。


そのため、原点回帰のように、古風な名前を付ける親もだんだん増えてきているのだとか……。 そう考えられるのは、この特殊な名前で大人になってからの「就職活動」に響いてしまうから。 子供の気持ちをしっかりと考えながら名前を付ける大切さを教えてくれているような気がします。

終わりに

今の世の中ではキラキラネームをつけている親が多いのは事実ですが、時代によって、少しずつ 名前を付ける流行りは変わっていくものです。音の響きばかりにこだわるのではなく、できるだけその文字に当てはまる意味を考えながら名前を付けることがとても大事だと思いますのよ。日本人なのだからこそ、名前の漢字をしっかりと考えながら子供に名前をつけてあげたいものですわ。


名前は、一番短いまじないといわれるからこそ、しっかりと子どもにつけたものが読めるかどうか。そして、その漢字の本来の意味はどんなのなのかを考える癖をつけてみましょう。

それだけで、キラキラネームから離れられますわ。しかし、こだわり過ぎてしまうと、思わず読めない名前になっていた……なんてことがないようにしたいですわね。だからこそ、じっくりと考え、周りの意見を適度に取り入れながら子供の名前について考えてみることが大事になりますわ。