甘い展開やシリアスもカチッとハマる!ケーキバースとはなんぞや?

甘い展開やシリアスもカチッとハマる!ケーキバースとはなんぞや?

甘い展開やシリアスもカチッとハマる!ケーキバースとはなんぞや?

オメガバース」に「Dom/Subユニバース」、海外から色々な設定が日本に逆輸入という形で入ってきていますわね。もちろん、それぞれにとても魅力的なポイントがありますし、自分の好みにカチッと重なる部分もあるでしょう。そして、その中でも、いろいろなシチュエーションで使えそうな〇〇バースを発見しましたので、ご紹介いたしますわ。

ケーキバースって何!?

元々、このケーキバースは韓国の方のツイートから、日本でも知られるようになったものですのよ。そこから、世界の腐女子の間でじわりじわりと人気が出てきている設定になりますわ。その内容ですが、基本はオメガバースと似ていて、「ケーキ」・「フォーク」・「一般人」の3種類の人間がいる世界感として作られていますの。また、この設定を使う方々によく見られるのが、「カニバリズム的な表現」ですわね。もちろん、発案者の方はそういった表現を助長したい訳ではなく、「初めてのキスはレモンの味」といわれるからこそ、そういった甘い設定を作りたかったとのこと。

確かに、甘酸っぱい関係を大切にしたいという思いや、自分の好きなキャラクターの触れ合いなどを見るにはある意味ピッタリな設定だと思いますわ。だからこそ、イチャイチャするでも良し、甘く関係を築くも良し。どんなシチュエーションにも合わせられますわね!

フォークの味覚はケーキにのみ反応?

設定の説明はいたしましたが、ここからはフォークやケーキがどんなキャラクターなのかを見ていきますわよ。

フォークとは、後天的に「味覚を失ってしまう人」のことを指していて、それ以外は普通の人間ですわ。そのため、一般的な食事をしたとしても、味が分からないという特徴がありますの。しかし、ケーキを見ると本能的な部分で「食べたい」という欲求が生まれるとか。でも、その欲は普通の食事でごまかすこともできるので、きちんと自制は利くようですわね。また、ケーキを食べたいという欲求はずっと心の中にあるので、この設定の中での地位は低いとされていますのよ。もし、ケーキの人を食べてしまった場合、その「極上の味」への気持ちが勝って、葛藤は自然と薄れてしまうのですって。

そして、ケーキはフォークによって食べられる対象とされている人物になりますの。見た目に差もないので、一見普通の人に見えるのですが、フォークにだけ感じ取れる「香り」や「」があるとか。そのため、フォークの接触がなければ、自覚する前にそのまま一般人として一生を終える人もいますのよ。でも、基本的にフォークがケーキを探しているので、そういったケースはとても珍しいとされているのですわ。味や香りには個体差がありますが、基本的にスイーツのように「甘ったるい味」をしている設定がほとんどになりますわ。皮膚や肉、血液や涙などにも味があるとされていて、フォークは少しでもケーキを味わいたいという欲を抱いて探しているのでしょう。

この設定に原作があるのか

このケーキバースですが、元にしている作品は特にはなく、完全なる「二次創作」になりますのよ。そして、発案者は「ケーキバースの表記をしてくれれば、細かい設定などは好きにいじってくれて構わない」という発言も出ているので、自分がやりやすいように組み替えることもできるのですわ。ですから、この先自分が作品を作る場合、この設定を活かした物語を書いてみるのも面白そうですわね。むしろ、日本の中ではケーキバースに触発されて、「アイスバース」なる新しいパロディ設定を生み出している人もいるとか。それだけ、皆さんいろいろな設定やシチュエーションを考え出すほどの妄想力をお持ちなのですね。私、羨ましいですわ!

ただ、1つ気をつけたいのは、この設定は好みが大きく分かれてしまうということ。みなさんに受け入れられるかどうかは、それぞれ持っている好み次第ですわ。ですから、面白いからといって、友人などに「押し付けないよう」に意識をしないといけませんわね。自分の好みはこういったものがあると自覚して、相手にはまた別の好みがあるという姿勢を忘れないことが大事ですわよ。そうすれば、衝突する機会も減っていきますわ。

終わりに

さまざまな設定が世の中にあふれているからこそ、自分の好みをしっかりと自覚することが大切でしょう。そして、そこから面白いと思える物語を作っていく楽しさを感じていただけると、私も嬉しいですわ。他にどんなバース系の設定があるのか、私も調べてみようという欲が湧いて参りました!