ヲタク女子だからこそ気になります! 2.5次元が人気な理由は?
色々な漫画やアニメ、ゲームなどが原作の舞台が最近増えてきていますわね。以前から、そういった舞台はあったとしても、なぜここまで人気が出たのか。そして、この舞台を好きだと感じるヲタク女子の心に迫ってみましょう。好きなヲタク女子の気持ちを分析してみると、自分に置き換えたとき、どう感じるのかを考えるきっかけになりますわよ。
初めはやはり宝塚!
この「2.5次元」が始まったのは、1970年代に宝塚で行われていた「ベルサイユのばら」が初めだといわれていますの。そこから、ずっと宝塚などでは今でいう2.5次元の舞台を繰り返し公演していましたのよ。そして、現在のように舞台が有名になった火付け役は、「テニスの王子様」ですわね。この作品が舞台化したのは2003年。その内容は、男性だけのキャストで、女性に人気の作品を取り上げたからこそ、話題に上がったのでしょう。それだけ、周りからも期待を持たれていたのですわ。当時、私もこの作品が好きだったからこそ、ミュージカルがあるのなら行ってみたいという思いを抱いていましたのよ。それだけ、魅力的に感じていましたわ。現在では、さまざまな作品が舞台化していますわ。もちろん、漫画だけではなく、ゲームまでも舞台化してしまうことも。中でも、現在人気が高いのはやはり「刀剣乱舞」でしょう。舞台やミュージカルで話題に上がり、2018年の紅白歌合戦にも出場したくらいですもの。それだけ、ヲタク女子たちの心をグッと掴んでいますのね。
何でハマるのか?
ヲタク女子たちがなぜこの2.5次元にハマるのか。それは、やはり「自分の好きなキャラクターが現実に出てくる」という感覚を得られるからですわ。もちろん、その舞台が決まってから、役者の方々もしっかりと作り上げてくるからこそですが、その世界観を壊さずにみられるという安心感があるのでしょう。だからこそ、自分の好きなキャラクターとの距離が少し近づいたように感じて、その舞台自体が好きになる人もいますのよ。作品に対しての思い入れが強くなるほど、そのキャラクターや俳優への気持ちも強くなり、キャラクターだけでなく俳優が好きになる人もいるとか……。だからこそ、この2.5次元の人気は高くなり、俳優が出演している番組や雑誌をチェックするまでになるのでしょう。実際、友人にはそういった趣味へ向かった子も多いですわよ。また、舞台になれば普通のグッズよりも「ブロマイド」などの普段とは違うアイテムを手に入れられるため、気分が高まっていくのを感じられますの!また、役者たちが着ているTシャツを買っておそろいを楽しむ人も……。それだけ、舞台にのめり込むこともできるのですわ。
しかし一方で……
2.5次元の話題は上がりやすいけれど、なかなか「男性のファン」は多くないのが現実。その理由として挙げられるのは、舞台を彩ってくれる「キャストの受け入れ方」になりますわね。女性の場合だと、舞台で人気が出てからそのままファンクラブなどに入ったり、作品外での活躍も追ったりと夢中になる人も多いと思うのですわ。しかし、2.5次元で取り上げられる男性向けの作品では、そこまで夢中になる人は少ないと感じますの。また、「布教する時のパワー」にも差があるように感じますわ。女性は、作品を知り合いや周りに伝えるとき、相手に見て欲しいとお願いするほどの熱量を持っていると思いますわ。布教する際に、チケットを買っておき、「お金は出すから見て!」と強く相手に訴えられるのは、女性ならではだと感じる部分ですわ。しかし、男性の場合はそこまで強く布教しているようには見受けられないのが現状。男性が好む2.5次元の舞台は、公演頻度がそこまで多くないことも拍車がかかって、あまり表に出てきていないように私は感じていますの。そのため、2.5次元は女性のものとして取り上げられる機会が、多くなってきているのではないかと考えているのですわ。
終わりに
やはり、現状ではまだ2.5次元は「女性向けのもの」という印象が強いと、私は感じますの。しかし、あまり取り上げられないけれど、男性向けの2.5次元の舞台も公演されているのも事実。だから、これから先、少しずつ男性が好む作品などのミュージカルも増えていくと私は考えていますわ。それだけ、作品を舞台やミュージカルへと企画するのは、注目される要因になるのです。そこから、俳優や女優が有名になるきっかけを作ることにもなるでしょう。また、同時に私たちヲタクから見ても、自分の好きなキャラが「画面の外に出てきてくれた」という感動を覚えられるかもしれませんわね。それだけ、2.5次元への夢は膨らみますわ。でも、見る上で大切なのは、そのクオリティを落とさずに演じてくれるかどうかという部分でしょう。その要素が落ちてしまうと、次第にヲタクたちも2.5次元から離れてしまうのではないかと、私は思いますの。でも、ここで話したことは、私の1つの意見でしかありません。だからこそ、他の意見があることもしっかりと考えながら、自分が見るものを選んでいく気持ちが大切になりますわよ。