金にモノを言わせて、秒速で漫画家デビュー! ヒルズ系漫画家になろう!

金にモノを言わせて、秒速で漫画家デビュー! ヒルズ系漫画家になろう!

2016年9月13日

才能が無ければ、金を積めっ!

俺は昔、漫画の新人賞に憧れていた。

誰にでも、未来を掴み取る瞬間はある。

マンガバカにとっては、新人賞こそがその登竜門。

世間的には、肩身の狭い思いどころか、お荷物扱いされてきた人間が、

突然、「先生」と呼ばれるようになるのだ。

 

俺も昔は、新人賞を取るために日夜努力をした。

寝る間も惜しみマンガをかいた。

でも、悲しいかな、才能はなかった。

ヒルズ族の俺にとって、金を稼ぐのはこんなに簡単なのに。

どうしてもマンガだけは描けない。

 

俺には面白い話を作る能力も絵を書く能力もない。

そのことはよくわかっている。

もはやその分野で努力する気も起きない。

でも、新人賞作家の肩書きだけはどうしても欲しい。

あの日の無念を、晴らしたい。

俺の青春を、ちゃんとキレイに終わらせてあげたいんだ。

 

もしも、マンガの才能を全てお金で買うことができるのなら、、

やる気も才能もない俺でも、お金さえあればなんとなくなるかもしれない。

だって、世の中金だから・・!!!

いつも、そうやって、俺は生きてきた!

夢は・・・金で・・・買えるっ!!

 

まずは、話が面白いやつを捕まえよう。

話が面白いやつってどこにいけば雇えるのか。

そもそも漫画原作っていきなり雇えるのか?

疑問は尽きないけれど、動かないことには始まらない。

 

実際に探してみた

外注と言えば、ランサーズ。

「漫画原作」

で調べてみると、、 おおっ! 結構な数ヒットするじゃないか。

単価は2万円から4万円ぐらい。重い案件でも20万円ぐらいだそうだ。

実際のところ、人によって全然違うんだけれど、

・評価数が一定以上ある人

・以前商業誌などで原作していたなど実績がある人

に絞り込んでみると、だいたいこんな単価だった。

 

あれ、、イメージよりもずっと安いぞ・・!

もちろん作品のクオリティは精査しなけれいけないけれど、

思ってたよりもずっと安い。

カッコいい絵をかける人を探そう

先ほどと同じように、今度は「漫画 イラスト」で検索してみる。

3500件ヒットした・・・!

なかなかの激戦区。

漫画で食うことはこうも難しいのかと思い知らされる。

そして、この数の中から、自分のお気に入りの絵柄を持っている人を探さなきゃいけないのだが、、実際のところ、無理だ。

サンプルを送ってもらって精査するので一日5件やったとしても2年かかってしまう。

 

コンペを主催してみる!

ならいっそ、こちらから探しに行くのではなくて、書きたい人に来てもらおう。

コンペを主催して、絵のパートナーを決めるのだ。

漫画絵のコンペは、登竜門が有名だ。

[blogcard url=”http://compe.japandesign.ne.jp/category/comic/″]

是非、漫画家デビューを目指すのならチェックをしておいて欲しいサイトだ。

ここにはいろいろなチャンスが転がってるはず。

 

さて、相場はどのぐらい?

色々みてみたけれど、相場なんてものはなさそうだ。

個人のイラスト3万円のものがあったり

大手出版社の200万のものがあったり、ピンキリな印象。

 

コンペをいくつか見ているうちに気づいたこと。

  • 新人賞に応募するためには、だいたい50ページを仕上げないといけない。
  • 原稿料の相場がハイアマチュアから新人デビューしている漫画家さんでだいたい1ページ、8000円から9000円ぐらい。

ということだ。

つまり、新人デビューのためのマンガを書いてもらうのに最低限の費用は40万円からということになる。

 

漫画をかけるというのは、絵がかけるというのとはちょっとちがう。

いくら金を積むしか能がない俺でもそれはよくわかっている。

 

うまいマンガ家。売れているマンガ家に共通して言えること。

  • 演出力
  • 構成力
  • そしてそれらを活かすための判断力に長けているということだ。

要するに、完成度の高い一枚絵と違って、動的なセンスが必要なんだ。

だから、そういう人を雇わなきゃいけない。

そこで、募集要項を考えた。

 

募集要項

あるシナリオに、50P程度の原稿を付けてもらえる人を探しています。

原稿料は1P8000円とします。

 

賞金+報酬

10万円+原稿料40万円

 

応募資格

シナリオに漫画をつけられて、イラストでのお仕事の実績がある方。

 

応募に当たっての課題

このシナリオ(シナリオ冒頭部分)に3P程度の漫画を付けて応募してください。

 

こんな感じでいいだろう。

 

ここから精査すれば、いわゆるマンガ家志望のレベルは凌駕してるはず。

ここからゴーストライター契約を通していくのは、俺の腕の見せどころ。

マンガの才能はなくても、交渉力はあるからな 笑

 

金を積んで新人賞を獲得するためにかかった総額

それは、、、

シナリオ執筆 20万円+原稿作成 40万円+賞金 10万円

の合計70万円

で、それなりのレベルに持っていくことはできた。

ここからさらに、手直しにかかる費用をいれると、

だいたい100万円ぐらいあれば、賞を狙えるレベルにもっていくことができる。

ん、もしかして、100万円で賞金200万円の新人賞に受賞できたら、100万円儲かってしまうじゃないか、、、なんてこった!

まぁ、大賞でなくても、名前さえ乗れば、俺は満足だ。

そして、このプランならそのレベルには充分射程圏内のものが作れる。

 

マンガ家を目指す君へ

冒頭で書いたように、俺には金はあるが才能がなかった。

裏を返せば、才能はあるけどお金がないのなら、100万円で買い取ってもらえるような作品を作らなきゃいけない。

それは、簡単なことじゃない。

単行本を買うのとはわけが違うんだ。

あなたのためなら100万円は惜しくない。そう思わせる何かが必要だ。

すべてを忘れてマンガに励み、

若さのすべてをマンガにかけられる人にしか達成できない領域だと思う。

もちろん、そういう熱さはお金では買えない。

自分の原稿を見直して見て欲しい。

君の青春をかけたその原稿、

100万円で人に売った時に高いと感じるか。安いと感じるか。

もしも安いと感じるのなら、あとは自分の可能性を試してみることだ。

 

たとえ、失敗してもめげることはないさ。

君が稼げば、あとで夢を買うことだってできるんだ。

俺みたいにね 笑