好きな作品とは違う「+α」~ガチで漫画家になりたいのなら、「嫌いな作品」ほど読むべし!!

君は本当に「漫画」が好きなのか?

何を始めるのも、まずは好きな気持ちが大事。

野球選手は野球が好きだったのだろう。

歌手は歌うのが好きだったのだろう。

なら、漫画家を目指す君は本当に漫画が好きなのか?

そう聞かれて、首を横に振る人間は読者の諸君にはいないだろう。

あえて断言しよう。それは「嘘」であると!!

なぜなら、君は好きな漫画しか読んでいないからだ。

もっと言えば、好きな作品、好きなジャンルに偏りがあるのだ!

 

少年漫画だけ読めば、少年漫画が書けるのか?

特定のジャンル、特定の作品だけを読んでいる……。

そんな人間が「漫画を好きだ」などというのはチャンチャラおかしい。

そんなものは、キャッチボールしか知らない人間が「野球好き」を豪語するようなもの。

漫画が好きなら、数え切れない作品を読むのは当たり前。

目に入った漫画は片っ端から読むくらいの気概がないなら、

「漫画好き」などと名乗るな! 漫画家など目指すな!

そもそも、一つのジャンルの漫画であっても、その内容にはさまざまな要素が含まれている。

少年漫画にも恋愛要素はあるし、ドロドロの人間ドラマはある。

少女漫画にも胸が熱くなるような展開はあるし、厳しい現実を描く瞬間はある。

それなのに、少年漫画ばかり読んでいると、そういう「脇道」を考える癖が抜ける。

少年漫画の中にあるなら、わざわざ他のものを見る必要はない?

いいや足りない。まったく足りていない!

いいか。漫画を書くというのは、「既存作品を越えるものを書く」ということだ。

漫画は野菜と違って腐らない。

君が書く作品が、これまで読んできた漫画よりつまらないなら、そんなものは本棚の邪魔にしかならない。

だからこそ、漫画を書くには好きな作品とは違う「+α」が必要なのだ。

 

嫌いな作品、苦手なジャンルにこそ「閃き」の導きがある!

そこはまだ、君が手をつけていないフロンティアだ!

開拓され尽くした「好きな作品」ではなく、未だ到達していない君だけの新天地だ!

ずっと避け続けてきた新たな土地。

それは君が暮らすにはあまりにも苛酷で、苦しみが襲ってくることもあるだろう。

だが、その苦しみから目を背けることなく、歩き続けたなら……そこには輝くような宝が見つかるはずだ!!

例えば、勇者や英雄はカッコよく描かれるのは少年漫画の王道だ。

けれど、そこに青年漫画のような「サラリーマン的な要素」を入れればどうなるか。

せっせことモンスターを倒しては、お給金を貯めつつ、ローンを組んで強い武器を買う……だが、その借金で首が回らず、いつまでも旅に出れない。

そんな新しい「勇者」を作ることができるのではないか?

一つの方向性を持った作品にばかり囚われるより、新しい要素を組み入れたほうが「閃き」は生まれやすい。

そのための「素材」を手に入れるためには、新天地へと旅立つ勇気を持つべきだ!

 

同じ「漫画」でもまったく別物である

実用的な話をしよう。

「少年漫画」と「少女漫画」は同じように「漫画」と呼ばれるが、さまざまな部分でルールが違う。

もっとも分かりやすいのは「コマ割り」だ。

少年漫画は直方体型のコマを基本とし、そこに演出や構成に合わせて「断ち切り」などを使用する。

右上から左下に向かって読むことが自然になるよう、キッチリとしたルールが存在する。

だが、少女漫画は違う。

コマの形があまりにもバラバラでルールどころか法則性さえ見つけるのが難しい。

ヘタをすれば、コマ自体がない場合さえある。

これは少女漫画が読みやすさよりも、読者の感情や心情を動かすことを重視しているからだ。

そのせいで、少年漫画ばかり読んでいる人間にとって、少女漫画は読むだけでも一苦労。

けれど、少女漫画を手に取ったことがなければ、そうした「差」を知る機会さえないだろう。

 

嫌いな漫画を読んでこそ、「漫画が好き」だといえる。

「漫画が好き」といえて、ようやく「漫画家になろう」と思える。

嫌いな作品を避け、嫌いなジャンルを避け、好みのものだけを選り好み。

深く読み込む癖がないから、冒頭だけ見て、即「面白くない」と言ってしまう。

それは漫画が好きな人間のすることではない。

野球の投手がボールを投げるだけなわけがない。

歌手だって地味なボイストレーニングに励んでいる。

漫画家を目指す君は、あらゆる漫画を読め!

苦手な漫画ほど、嫌いな漫画ほど読め!

新しい作品との出会いに感謝しろ!

漫画だけじゃない!

映画を見ろ!

音楽を聞け!

勉強しろ!

仕事をしろ!

君の夢とは関係ないと思えるものこそ、力になるのだ!

好きな漫画を読むのと同じだけ、嫌いなこととも向き合え!

それが嫌なら、漫画家などサッサと諦めたほうがいい。

 

筆者:メイトリクス


ストーリー制作と電子出版のオーズLLC

派遣勇者

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メイトリクス

俺の名前はメイトリクス。鍛え抜かれた技術と根性で、貴様らの軟弱な精神を叩き直してやろう。死ぬ気でついて来る気はあるか?よし、気合だけは認めてやろう。だが覚えておけ。貴様はまだヒヨッコの甘ちゃんだ!何もできないベイビーと変わらん!泥をすすってでも生き残る覚悟をしろ!戦場を生き抜くにはそれしかない!!