今からでも遅くない! 「虚構推理」をチェックしておきましょう
最近、恋愛漫画を読んで、とてもドキドキしてしまった東雲ですわ。アクション・恋愛・ミステリーなど色々なジャンルの漫画がありますが、その中でも今回オススメしたいのは、この「虚構
推理」ですのよ!ミステリー漫画ですが、わかりやすい話の運び方をしてくれますし、種明かしもしっかりしてくれますわ。読むほどに引き込まれる、その面白さを少し覗いてみましょう。
どんな作品なのか
元々、この「虚構推理」の原作は、城平京さんの同名小説になりますのよ。この作家さんは、以前「スパイラル~推理の絆~」の原作を手がけた方で、アニメ化もされた作品を書いた人物ですわ。私も、スパイラルを読んだとき、とても面白い漫画だと感じましたわ。1つ1つの事件のトリックや、問題をどう解いていくかのハラハラ感は、進めるうちにドキドキしてしまいましたもの!
そんな城平京さんが原作の虚構推理ですが、幼い頃に「神隠し」に遭遇してしまい、片目片足になってしまった少女「岩永琴子」が主人公です。そして、行動を共にするのは、「桜川九郎」。
この男性は、子供の時に妖怪の件(くだん)と人魚の肉を食べて、未来をつかむ力と強靭な肉体を
持っていますの。この2人の元に訪れる怪事件を1つずつ解決していくという流れで話は進みますが、その中で「ラブコメ」や「ミステリー」、「アクション」など様々な要素が組み込まれているのです。そのため、一話を読んでからどんどん話に引き込まれていく感覚に、自然とワクワクが
止まりませんわ!
コミカライズによる面白さ
基本的に、小説を読んでいるときに感じるのは、ミステリーの場合の種明かしが少し分かりづらいという部分ですわね。自分の頭の中で、その場面を読みながら、形にしていかなければいけませんもの。でも、コミカライズされる場合、わかりやすく図解してくれるので読んでいてストレスを
感じる機会も少なくなるんですのよ。そのため、もっと先が知りたいという思いが生まれます。
また、小説だと文章でしか表現できないキャラクターの姿も、漫画にすることでいきいきと動いてくれるという部分もあるでしょう。描かれている描写をイラストに起こしてみると、さらに臨場感も強くなりますわね。コミカライズを担当している片瀬茶柴さんも、「未読の人も既読の人も、
楽しんでもらえるように考えている」とインタビューで語っていましたわ。絵に起こすだけで、
面白さが倍増する部分もありますし、逆にあまり表現をしないことで原作の雰囲気を出すことも
大切になってくるのです。
人気が出たからこそのアニメ化
さて、この虚構推理ですが、実は「アニメ化」の企画が進行していますわ!現在は9巻まで漫画化されていて、累計発行部数は200万部以上。やはり、城平京さんの知名度からなる人気なのかも
しれません。その根拠は、このコミカライズを担当した片瀬茶柴さんは、この作品がデビュー作になりますのよ。しかし、イラストも馴染み、キャラクターたちも可愛らしく、ときにはゾクッと
するような表情を浮かべることも。だからこそ、城平さんの小説とマッチする部分が多いの
でしょう。まだ放映時期は決まっていませんが、ここで原作の小説を読んでみるも良し、コミックを少しずつ追ってみるのも良いかもしれませんわね。事前に知っておくと、アニメと小説、漫画との違いを楽しみながら見られると思いますわ。また、もしこの原作者の方に興味を持ったのなら、「スパイラル~推理の絆~」や「絶園のテンペスト」なども同じように城平さんが原作を手がけているのでそちらをチェックするのも良いかもしれませんわね。
終わりに
アニメ化が決定した「虚構推理」を紹介いたしましたが、まだまだ声を当てるキャスト等は、発表されていません。だからこそ、これからの期待が高まっていくというもの。それに、コミックも
また新刊が出てくるでしょうから、しばらくは退屈する時間はないかもしれませんわね。一度読み終わったとしても、時折読み返したくなるのが、漫画の良い所です。それは、小説も同じですが、じっくりと時間をかけて今までは気づかなかったポイントを探すのも楽しみの1つになりますわ。私も、話していたら、もう一度漫画の方を読み直したくなってまいりました。もし、機会があるのなら、他の作品にも手を伸ばしてみてくださいまし。ミステリーやサスペンスを扱ってはいますが、重すぎないように考えられているなと、読んでいて実感します。そして、キャラクターも
可愛らしいからこそ、突然のコミカルな流れにふと微笑んでしまうのですわ。しかし、これは私の個人としての意見になりますので、他の方も同じように感じる訳ではありません。それだけ、城平さんの作品が好きだ、ということを知っていただければ幸いですわ。