最近の腐女子界隈に増えてきている『オメガバース』とは何ぞや!?

最近の腐女子界隈に増えてきている『オメガバース』とは何ぞや!?

2016年12月30日

腐女子界隈では日々、いろんなものが萌えに変換されていますわね。
勿論オタク女子たちは極めれば、モノでも掛け算ができる、という妄想力が豊かな生き物です。
えぇ、私もそうですが…まだまだひよっこの部類ですわ…。

『オメガバース』とは?

さて、前置きはこの位にして。
しっかりとは理解してなかったのもあったので、
オメガバースについてちょっと調べてみましたわ。
そうしたら、興味深い事がわかりましたの!

まず、オメガバースには、男女とは別に更に三つの性があるそうですわ。それは…

・α(アルファ)性

・β(ベータ)性

・Ω(オメガ)性

この三つだそうです。しかも、それぞれにとても萌える要素があるんだとか……。

・α性の特徴

カリスマ性や、リーダースキルに溢れているいわゆるエリートさん達。
この世界の中では、社会的にとても優遇されているのです。
なので、成人になると就職なんかにもとても有利っていうことですわね……わたくしも欲しかったですわ。

・β性の特徴

β性は、よく言えば一般的。悪く言えば無個性。
この世界の中では一番数が多い性ですの。
基本的には普通の人なのでβ同士で結婚することが多いようですわ。
…でも、β×Ω←αとか美味しい気がするのは私だけなのかしら…?

・Ω性の特徴

Ωは男にも繁殖機能があり、この世界観の中では繁殖の道具として扱われることが多く、社会的地位は一番下の設定が多いんですの。
そして、Ω性が特殊なのはここに尽きます。

「男女ともに妊娠できる!!」

本当に、素敵設定ですわ。
この題材で作品を作るときに、自分の好きなキャラを妊娠させることができるということもそうですし、好きなキャラ同士の子供を産むことができる!
もちろん、それ以外にも…ふふっ…活用法はいくらでもありますわね!!

そして、更に私達腐女子をときめかせる設定がここに…。

「Ω性にだけ、発情期がある!」

この発情期というのは、Ωにしか現れない兆候になりますの。
しかも三ヶ月に一回の周期でやってきて、身体の火照りが止まらないとか!
普段からΩ特有のフェロモンが出てはいますが、
この時は普段とは比べられないほどに出てしまっているんですって!
それに自分で抑制ができないという美味しい…いやいや厄介なもののようですわ。
発情期の時に外に出たら最後、αが引き寄せられてあんなことやこんなことを……。

でも、本当にΩにとってはきつい時期ですわね。
普段でさえ身の危険があるのに、この時期は更に危険度が上がるんですもの。

さて、まずはこの三種類の性の特徴を押さえてみましたわ。ここで、私が思うのは……

「推しカプをαとΩに分けたらすごく萌えるのでは!?」

…こほん、失礼。私ったら、取り乱しましたわ。

調べてみたら、このオメガバースの中では、「番(つがい)」というシステムがあるみたいですわ。
これは、α×Ωだけで可能なつながりのことで、本能的にお互いが惹かれあうんだとか……。

この番システムは、恋人や夫婦関係よりも強いもので、皆必ず「運命の番」というお相手がいるんですって……。
もし、現状付き合っていたとしても運命の番と出逢ってしまった場合、今の恋人と別れてしまうこともあるのだとか…はぁ…素敵。

本能と、自分の理性…どちらも大切ではあるけれど…どちらを取るべきか悩ましいところですわね。
それが理由で悩む受けの子、とても可愛らしいと思う反面、苦しそうだと可哀想にもなりますわ。

ちなみに、番になっているかどうかは首筋(あるいはうなじ)に噛み跡があるかどうかで判断できますの。
そして、番になったΩは今まで発していたフェロモンが出なくなるのだとか。

そして、番の解消の仕方ですが、これはαが主導権を握っていて、αからしか番を解消できないのです……。
Ωには出来ず、しかも解消された時に非常に強い精神的ストレスを受けてしまうのだとか。
そのストレスはとても強く、ひどいときは一生番を作れなくなってしまうこともあるようですわ。

『どこに魅力があるのか!?』

このオメガバース、一体どこに皆さんは萌を感じているのか。それは、やはり……

「運命の人と結ばれる」

ということがまず挙げられますわ。まさに、ロマンスの王道と言えそうですわね。
そして、他にも「身分違いの恋」とか、「種族を越えた恋愛」なども挙げられますわ。

そして、Ωにある発情期の存在も、作品をエロティックに盛り上げるスパイスになっていると言えますわ。
確かに、発情期のときは相手とエッチをすることしか考えられなくなる要素も、ストーリーを盛り上げる中で重要になってくるところですわね。

よくよく考えてみると、このオメガバース作品…圧倒的にコミックの作品が多かったですの。
文章だと、少し表現しにくいというところもあるのでしょうが…。
海外だと、小説のほうが多いというリサーチはできましたわ。

ここで、私のおすすめの作品を4冊、紹介させていただきます。

「さよなら恋人、またきて友だち」

これは、コミックスではありますがオメガバースの世界観が分かりやすい作品だと思いますの。一冊だけの読み切りで、結構色っぽい作品になっていますわ。

「パラダイムシフト」

部下×童貞学者のサイエンスラブ!これは、ふゅーじょんぷろだくとが出した、オメガバース本の第一弾ですの。
作品の流れも分かりやすいのと、イラストの儚さに惹かれる一冊ですわ。

「ただいま、おかえり」

オメガバース設定の中でも、この作品は子どもとの絆、そして何よりパートナーとの絆を丁寧に描いているコミックスですわ。
どちらかというと、エッチな表現はあまりないほうで、絵柄も相まってとてもほっこりする作品になっていますの。

「ペンデュラムー獣人オメガバース」

ケモナーの人必見。獣人と人間のカップルってなかなか入り込むのが難しいと思われていますわ。でも、このコミックはとてもストーリーが秀逸。
だからこそ、すんなりと入り込める作品になっていますの。

  • 『終わりに』

さて、オメガバースの世界を紹介させて頂きましたが、少しは興味を持っていただけたかしら?この記事をきっかけに、皆さまの妄想の糧が増えることを、祈っていますわ。

もちろん、私自身日々色々な萌を探すための探求心は忘れないようにするつもりです。

皆様も、ぜひこの機会にオメガバースの世界に足を踏み入れてみませんか?
新しい扉、開いてしまうかもしれなくてよ。