最近、ヲタク女子と言われて思い浮かぶ姿が腐女子と言われ、少しショックを受けた経験がある
東雲ですわ。確かに、私は腐女子ですし、BLは好きですのよ。
でも、それと同じくらいに好きなものがありますわ!それが、「夢小説」ですの。そして、ふと
疑問に思ったのですが、腐女子と夢女子の違いはどこにあるのか。似通っている部分があるのか見てみましょう。
夢女子は作品内での自己投影が上手!
まず、夢女子とはどんな人物のことを呼ぶのか、整理をしておきますわよ。夢女子は、作品の中に自分のキャラクターを新しく作り、その子に自分を投影して楽しんでいる人のことですわ。
そのため、キャラクターとの「疑似恋愛」を楽しんでいる人も多いと考えられますの。ですから、キャラクターそれぞれへの愛情が深く、過激な人は「女性キャラクターを出さないでほしい」と
考えている人も……。そのため、キャラクターへの愛情が深いからこそ、その作品へお金をつぎ
込む人も多いのですわ。そういった愛し方もありますし、自分の想いをキャラクター1人に注ぐのも、良いとは思いますのよ。そして、キャラクターとの関係に対して恋愛をしたいという思いが
高まっていくのですわ。その作品自体にも好感を持つ機会が自然と増えていくのでしょう。
特にその傾向が強いのが、「乙女ゲーム」だと私は思っていますわ。これは、「プレイヤー=私」の形をとっているからこそ、夢女子たちの心をわしづかみにしているのでしょう。
腐女子は第三者視点で作品を見る
腐女子の場合は、作品を見る際に、「第三者」の視点を大切にしながら触れるのでしょう。
そして、その作品の中に自分が介入することはあまりありませんのよ。その作品の中にある
キャラクターの関係を大切にしたいと思っているからこそ、「そばで見守っていたい」という思いを抱くのですわ。もし、自分の好きなキャラの登場シーンが少なかったとしても、その接点を作り出すことにも長けていますわ。だからこそ、すぐに萌えへと変換して楽しめるのですわね。
その気持ちは私にもわかるからこそ、自分が好きだと思ったキャラクターの出番が少なかったと しても、深く悲しむことは少ないのでしょう。むしろ、あまり情報が多くないからこそ妄想の幅が広がり、いろいろなカップリングを楽しむことができるのですわ!ちなみに、一般的に言われる
ボーイズラブは、「商業BL」を指していて、それ以外は「やおい」と呼ばれていますの。やおいの意味は、「山なし・オチなし・意味なし」の頭文字をとった言葉で、歴が長い人ほど使っている印象がありますわね。それだけ、腐女子の歴史も古いのでしょう。私がまだ知らない言葉なども 眠っているかもしれませんわね。
腐女子と夢女子を兼業している人もいる
さて、両方の説明をしましたが、その中でもどちらの属性も持っている人はいますわ。私も、BLを好みつつ、乙女ゲームなどの夢女子が好きな作品をよく見ていますもの。いわゆる雑食といえる人、なのかもしれませんわね。基本的に、ヲタク女子と言われる人たちは、「ライトユーザー」 だと思っていただけると良いのかと。普通に作品を楽しみ、BLなど恋愛には興味がないという人たちのことを指すと、私は思っていますわ。広く浅く楽しむヲタク女子がいる中で、BLなどの カップリングを楽しむことができる人たちを腐女子。そして、作品の中に第三者として自分の
キャラクターを入れ、自己投影して楽しむ夢女子。様々なタイプがいるからこそ、両方の側面を 持っている人も多いはず。ちなみに、2つのタイプを持っている人の場合、お金がいつの間にか なくなることも……。キャラクターや作品への愛情が深いからこそ、どんどんグッズを買って
しまうのでしょう。そのため、グッズを身に付けたり、CDを買ったりと出費が増えてしまいますわ。また、腐女子成分が多かったとしても、「薄い本」と呼ばれる同人誌に手を出してしまい、 さらにお金が出ていってしまうことも……。それだけ、自分の好きな物のために情熱を傾けられるのは、素晴らしいことだとは思いますわ。
終わりに
自分を投影するのか。それとも、そばでそのキャラクターたちの幸せ(?)な行く末を見守っていくのか。どちらも楽しさを見出すことはできるでしょう。しかし、没頭してしまうと、周りが見え なくなってしまうこともありますので、注意が必要ですわね。私はこう思っていますわ。
心から好きなものに、自分の主張を押し付けるのはナンセンス。意見が違ったとしても自分は 自分、相手は相手の姿勢を保つことが、ヲタクライフを楽しむ秘訣だと考えているのですわ。自分が楽しむのだから、周りも楽しまないのはおかしいと考えてしまうと、途端につまらなくなってしまうもの。残念だと思いこそすれ、押し付けないように、しっかり距離感をつかむことが大切に なりますわね。